奥穂高岳1(上高地~涸沢)

HOKU

2018年08月28日 17:17

2018年の夏休み。

太郎次郎小学校最後の夏はオクホと決めてました。

それなりに経験は積んできた(はず)

だから子連れでも無謀なアタックではない(はず)

しかし、私とさんちゃんが夏休みに入った途端また台風が発生し、

8月11日~19日の北アルプス週間天気予報は不安定とのこと。

どこも雨マーク入っちゃってるよ

ルートは上高地~涸沢経由二泊予定の一般的なルートなので、

奥穂高アタックの二日目さえ晴れりゃいい!

という事で、14日に唯一あった晴れマークを信じて

8月13日 上高地~涸沢 涸沢泊

14日 涸沢カール~奥穂高岳ピストン 涸沢泊

15日 涸沢~上高地


この日程で出発しました。

これは6時半頃の河童橋の様子です。幻想的~(笑)




ここからお天気に翻弄される3日間の始まりです
上の方もお世辞にもいい天気とは言えません。




上高地は降ってないけど、上は降っているのかも?という感じ。

めっちゃ眠くて不機嫌な双子。



ブッサ面をお見せ出来ないのが残念です(笑)


ちょっと寒かったのでカッパを着込みましたが、


すぐ暑くて脱ぎました。


Tシャツ一枚で快適な気温。久しぶりの重量ザックが全員辛い


去年の甲斐駒以来のテント。と言っても甲斐駒って担いで歩かないしね(笑)


明神で小休止して、徳沢





徳沢で大休止。コーヒー、コーラ、ソフトクリーム。


あとは持ってきたパンなどで朝食タイム。


さんちゃんはここの朝食が食べたい!と主張してましたが、


持ってきたご飯食べて下さい!3日間持ち歩く羽目になるでしょ( -ェ-)


ここに来るまでに何度か雨がパラパラーっと降ってきていて、

いつか本降りになるのかも?という恐怖も拭えません。

一番怖いのは雷。

実は昨日の夜から松本に入っていたのだけど、

山の方で凄い雷の音が聞こえたんだよね。

雷がまた来るようなら、横尾で待機していた方がいいかも?

なんて案もちらほら親の間では出始めていました。

とりあえず横尾までは行きましょう。

ってことで横尾着





ぱっとしないお天気&月曜なのにすごい人。

お盆なんだねー。

なんとか4人座れるベンチを見つけて休憩。

すると隣に座ってた、うちのより全然小さい子が

「おかあさーん、ヘルメットは槍の先っちょだけ使うんでしょ!」

と言っているのが聞こえてきまして、おばちゃん黙っていられずに

「槍に行くの?すごいね。頑張ってね~」と勝手に激励(笑)

そしたら、そこのお母さんが私の顔をしげしげ見つめて

「ブログやってますか?」と。

サボってばかりだけど、一応閉鎖せずに細々と続けております(笑)

一瞬返答に迷ったけど「やってます」

「双子ちゃん見てて、そうじゃないかと思ってたんです~

いつも参考にしてます!すごいなと思って」

と言っていただきました。

ホク家はどこに行くのか聞かれたので「オクホです」と答えたら

「そっちも大変そうなとこですね。頑張って下さい!」と言って

槍方面に歩いて行かれました。


始めた頃は、このブログが誰かの役に立つことなんて思ってもいませんでした。

でもこうして山行を積み重ねてコンテンツも増えた今、子連れで行こうと思ってる人の

参考になっていることがとても嬉しく思います。続けてよかった。

もう太郎次郎の体力は親を超えたので、

親が行ける所は何処でも行けるようになりました。

あとは精神年齢がもう少し上がっていただけるとね( -ェ-)

このエピソードにより、双子があまりやる気がなかったのに

いきなり奮起。横尾停滞説はもちろん吹き飛び

当然涸沢を目指すことになりました。

まあ、明日突然晴れる事だって山ではあるからな。

その時涸沢にいなければ、奥穂まで到達するのは

難しくなってきちゃうし。

行きましょう。行ってみましょう涸沢へ!



横尾橋を渡るのは何年ぶりだったか。

確か二人が5歳の時だったんじゃないかな。

今12歳なので7年ぶりか。時が経つのは早いな。

あの時は紅葉時期だし、子供も小さかったので横尾二泊で行ったんだよね。

なんて子供と話していたら、雨がザーッときました。

いよいよ本降り?(T∇T)   

カッパ上下で着込んだけど、結局またやんで

暑いので脱ぎました。着たり脱いだりめんどくさい

本谷橋で休憩して、最後の上りにとりつきます。



涸沢までの道のりは危険箇所はありません。

とてもよく整備されていて、他の山に登れるなら

ここも登れると思います。

小さい子達もたくさん見かけましたよ。

アドバイスすることは、特に無くひたすらがんばりましょう。って感じでしょうか。


右に涸沢カールが見えてきました!

ちょっとお天気は回復傾向な感じで、

明るくなってきていました。ラッキー。

しかし涸沢は見えてからが長い。

ということを忘れていました(笑)




ここまで近づいたところで、さんちゃんがペースダウン宣言(笑)

一人だとなんなので、太郎に付き添いをお願いし、

私と次郎は先行しましたが、私も次郎にさっさと置いていかれました。

次回はザックの重量逆にしようと決意した瞬間。


やっとここまで来たー


ヒュッテに次郎を残して、テン場確保に向かいます。

涸沢のキャンプ場は広いけど、うちのような大きいテントを

設営出来る場所はやはり多くはない。

良い場所は何日か前から入っている山岳部系の方々に取られており、

なんとか確保したのは石が二箇所ボコっと出ている所。

あまりヒュッテから離れたくないし、もうここでいいかと

到着したさんちゃんと設営。(コンパネは売り切れ(T∇T)   

ヒュッテでラーメン食べていた子どもたちも合流しました。



荷物の整理も終わったし私も涸沢ライフを楽しもう!

と思ったら雨がザーーーーーーーっと(゚∀゚;)

どうせすぐやむだろうと、寝転んでいたら当然寝落ち。

この時3時くらいだったのかな?

寝ている間もテントをたたく雨粒は勢いを増し、

ザーーを通り越してバチバチバチーってなってた。

どうすんの?この状況どうすんの?

トイレにすら行けないし、ご飯の支度もできません。

水は汲んで来てたんだけど、テント張った場所の問題で

テントの前室が作れなかったのだ。

雨が降ってちゃバーナーが使えん。

いろいろ考えた末、本日は炊飯あきらめる。

ご飯は翌日用のアルファ米とレトルトハンバーグを

山専ボトルのお湯で作ることで解決しました。

あってよかった山専ボトル。テン泊の時は絶対持っていきます。

ご飯も無事に終わって、あとは寝るだけ。

7時頃、少し雨が小ぶりになったので、その時に急いでトイレ行って就寝。

8時位まで降ったりやんだりがまた続き、もう明日はほぼほぼ駄目であろう。

と諦めていました。

日本第3位の高峰奥穂高岳。

悪天候だとちょっとね。

さあ、明日どうなるかな。


このレポの続き

レポ2 涸沢~奥穂高ピストンはこちら

レポ3 涸沢~横尾~上高地下山はこち


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