富士登山 富士宮口ルート 下山編

HOKU

2016年07月06日 22:35

次郎が6合目すぎ、標高2600m付近より軽度の高山病発症。

そして、台風並みの強風。ガスを乗り越えて富士宮口山頂に到着した我が家。

登頂編はコチラです

9合目よりガスは晴れて視界はクリアになったけど、

強風がやむことはありませんでした。

山頂から富士宮ルートを見下ろすとこんな感じ



見渡す限り雲海。そして富士山の周りだけが雲がないという状態で、

ここに強い風が吹き付けているのは間違いないようです。
2016年7月2日(土) 富士山 富士宮口~日帰り 太郎次郎10歳4年生

山頂の様子はというと、当然ですが富士宮口開山前なので

6合目の雲海荘以降の山室は全部閉まっておりました。

山頂も然り。

(吉田口、須走口は7月1日に開山しているので、開いていたようでです)

ガッチリ閉まった浅間大社奥宮



シャッター閉まった頂上富士館。



覚悟して来ていますが、着いた先の山小屋が開いてないのは

さみしいものです(T∇T) 

とりあえず、富士館のシャッターの前で風をよけながら

カップラーメンをすすります。

食べてる間、一緒に登ってきた方々から、

この強風下で登ってきた太郎次郎におほめの言葉をたくさんかけて頂きました。

最近体も大きくなり、山で褒められることもめっきり減った太郎次郎。

今回は久しぶりに褒められてそれはもう嬉しそうでした。

やっぱり子供は褒めると育つんだね~(笑)

私も最近小さい子に山で会うと、必ず声かけます。

「何歳?どこから来たの?えらいねーがんばってね!」

ただのおばちゃんです(笑)



その後剣が峰を検討しましたが、次郎はまず無理。

さんちゃんも行く気なし。

太郎も「ここが頂上!」って言ってます(笑)

この先に見えるのが剣が峰。CT20分です。



でも確かに剣が峰から吹いてくる風は時にすさまじく、

火口を見に行った子供が飛ばされそう。

まあ子供はこの先の人生、行こうと思えばいくらでも行けるだろうと

連れていくのはやめました。

この先の人生、行こうと思ってもなかなか行けないかもしれない私(笑)

どうしようか。

時間的にも充分行って来れるけど、

私が剣が峰に行ったら、その間高山病の次郎は酸素の薄い山頂で

あと40分待たないといけない。

やめましょう。

いざというとき山室にも頼れないしね。

そうと決まればさっさと下りよう。

下りはプリンスルートでと決めてました。

直前に富士山マスターみわりんにラインして相談したところ、

やっぱプリンスが楽しいとのアドバイス。

確かに溶岩で下りにくそうな富士宮ルートより、

砂走も少し楽しめるから良さそうです。

プリンスルートは富士宮口のすぐお隣なので、

そこまで移動し、富士山頂にお別れ。



12時56分 下山開始。

山頂滞在時間は40分。それでも結構いましたね。

お店何もやってなかったのに(笑)

プリンスルートは延々続く九十九折れの砂地。



たまにずるっと滑ってお尻つきそうになるので要注意。

次郎は下りは迷惑なほど早いので、とっとと下りて復活出来るだろうと思っていました。

しかし。

なかなか復活できません。



下りなのに激遅でたまに座り込んで休憩したりしてます。

そしてまた色んな事にキレてるので、私もキレました(笑)

とにかく下りなきゃ具合よくならないんだから、ブチブチ言ってる間に下りなさいと。

その一言に我に返ったように、ペースアップ。

そう、子供は褒めてるだけじゃダメなんです(笑)

14時23分 赤岩八号館着



こちら標高3300m

まだまだ日本一であります。

ゆえに次郎も復活してません。

あ、ちなみにここの山室は営業してました。

やったー。トイレに行ける!

お借りしたトイレは非常にきれいでしたが、一人300円でした(゚∀三゚三∀゚)

全員で1200円。これは絶対日本一!(笑)


ドンドンおりましょう。





ここは砂走館だったか、わらじ館だったか忘れてしまった

わらじかな?



私は山頂でカップヌードルあまり食べられなかったので、

空腹に耐えられなくなり、ここでカップのきつねうどんを作ります。

しかし、山専ボトルのお湯がすでにぬるま湯になってる(T∇T)

ありえないんですけど~

さんちゃんが、元々沸騰してないお湯入れちゃったかもと。

でも、富士山に捨てるわけにもいかず、バリかたきつねを食べました。

この山小屋群を通り過ぎると、お待ちかねの砂走です。



この砂走あたりで、ようやく標高が3000mを切ってきます。

そして、砂走の楽しさもあって、次郎もようやく復活しました。



砂走も終えて、宝永山へと向かう道。

ここまで分岐がいくつかあるので、間違えないように細心注意です。

間違えると、御殿場口へと下りちゃいます。

ここはことさら風が強かったので、子供と手をつないで行きました。

下山時もたまに風裏にはなるけど、最後までやみませんでした。

宝永火口到着。



ここから、6合目雲海荘まで戻る道は、

火口に下りているときからなんとなーく嫌な予感がしてたけど、

上りです(゚∀゚;)

ここまで来て登るんですか~って思いましたが、

最後の気力をふりしぼって登ります。たった10分でだけどキツイ。

振り返ると、宝永山に行きとは違う不思議な雲がぽっかり浮かんでました。



ホク家の富士山の終わりが近づいてます。

子供たちと、どーだった?って話をしてましたが、

子供たちは最強にきつかったらしいです。

16時25分 富士宮登山口着



ホク家無事に日帰り富士登山を終えました。

高山病が、予想に反して早期に発現して

何度も諦めようかと思いました。

でも、諦めなくて良かったです。


子供たちもきつかったみたいだけど、乗り越えた満足感はきっと感じているんじゃないかな。

日本一の山は、他の山とはやっぱり全然違いました。

太郎、次郎頑張ったね。お疲れさん。


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